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嶽本野ばら『ミシン』あなたとエスの関係になりたくて

嶽本野ばらミシン,感想
yuyakoyu

 

私は貴方と共に在りたい。

 

『ミシン』
著/嶽本野ばら(たけもとのばら)
出版/小学館文庫

 

[box04 title=”あらすじ”]

MILKの洋服を華麗に着こなすカリスマ・ヴォーカリスト、
ミシンに恋する少女の「乙女」としての生きざまを強烈に描く。

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百合濃度[jinstar4.0 color=”#ffc32c” size=”16px”]

 

[box04 title=”この作品はこんな人にオススメ”]
・お洋服が好き
・狂信的な愛に惹かれる
・周囲から浮いている
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乙女とは、自分の気持ちに正直な、カッコ良い女の子のことなのです。

 

 

『ミシン』はこんな人にオススメ

お洋服が好き

実在するファッションブランドを
キャラクターの個性として取り入れています。

『ミシン』に出てくるパンクバンドのボーカル、
ミシンはMILKしか着ません。

ミシンに憧れる主人公もまた、ミシンに近づきたくて
全身をMILKに包んでいきます。

憧れのファッションブランドがある人は
お洋服の系統が違っても共感できるはず。

 

狂信的な愛に惹かれる

主人公は偶然テレビで見たミシンと
エスの関係になりたいがあまり、
とんでもない行動に出ます。

淡々と語られるためにさらりと読めてしまいますが、
恋は盲目なんて言葉ではおさめられないくらい
彼女の行動はどれも突拍子ないです。

 

周囲から浮いている

この作品に限らず、嶽本野ばら作品は

ファッションや思考が一般的ではないゆえに
孤立してしまう人への救いがあります。

この『ミシン』の登場人物の生きざまにも、
救われる人は必ずいます。

 

 

 

『ミシン』感想&好きなポイント

どこか退廃的でおとぎ話のような印象を受ける一冊でした。

私は百合にハマる前から嶽本野ばら作品が好きなのですが、
(彼の作品で一番有名なのはおそらく『下妻物語』です)
この『ミシン』もお気に入りになりました。

端的に言うと
レトロとやさしさと馬鹿馬鹿しさのベールをかけられた殺伐百合
です。

 

 

『ミシン』補足情報

同時収録されている『世界の終わりという名の雑貨店』は
男女の恋愛が描かれています。
百合要素はありません。

主人公の愛読書、吉屋信子『花物語』やエスについてはこちらの記事をどうぞ。

https://www.yurinovel.com/hanamonogatari/

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年間100冊読む読書好き。わかりやすいツンデレが好物です。
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