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桃野雑派『老虎残夢』湖上の楼閣で燃え上がる復讐と恋

老虎残夢 レビュー、感想
yuyakoyu

中華ミステリ×百合。

『老虎残夢』
著/桃野雑派
装画/喜国雅彦
出版/講談社

あらすじ

私は愛されていたのだろうか? 
問うべき師が息絶えたのは、圧倒的な密室だった。
碧い目をした武術の達人、梁泰隆。その弟子で、決して癒えぬ傷をもつ蒼紫苑。
料理上手な泰隆の養女、梁恋華。
三人慎ましく暮らしていければ、幸せだったのに。
雪の降る夜、その平穏な暮らしは打ち破られた。

百合濃度[jinstar3.0 color=”#ffc32c” size=”16px”]

この作品はこんな人にオススメ

・強い女の子が好き
・歴史ものはちょっとニガテ
・ミステリーが好き

疑念と愛と復讐の物語。

『老虎残夢』はこんな人にオススメ

強い女の子が好き

主人公の紫苑は武術の使い手です。

所作の一つひとつが洗練されていることが
文章を通じて伝わってきて、とてもかっこいいです!

男性の戦いっぷりには力強さを感じる一方、
紫苑のほか、女性の戦闘シーンには凄みを感じます。

また、紫苑には愛し合う女性、恋華がいます。
武術を嗜んでいない恋華にはまたちがった強さがあり、魅力的です。

歴史ものはちょっとニガテ

ページを開いてすぐの文章に面食らってしまったという方、大丈夫です。

中国の武侠の物語ではありますが、
歴史がわからなくても楽しめます。

むしろ歴史にすこし興味が沸くので、
苦手意識がある方にもぜひ読んでみてほしい!

読み終わる頃には冒頭の文章も
なんとなく意味を感じ取れるようになりますよ。

ミステリーが好き

紫苑の師父が亡くなっていたのは湖上の楼閣。
舟がなければ普通の人間はたどり着けない場所。

では師父を殺すことができたのはもしかして…。

疑念と愛と復讐に身を焦がす紫苑。

謎が解けたとき、紫苑は、恋華は、どうなっているのか。
ぜひ見届けてください。

『老虎残夢』感想&好きなポイント

私は歴史がニガテです…。
なぜって教科書では人間味をうまく想像できなくて、暗記科目になってしまうから。

でも、こうして物語の中に組み込まれると、
人物像がぼんやりと浮かび上がってくるので、すこし興味が沸きます。
『老虎残夢』は、思いきってチャレンジしてよかったな、と思う作品のひとつです。


とにかく紫苑と恋華がかわいくてかわいくて…。
だからこそ、しあわせなシーンとの落差がとても辛かったです。

紫苑と恋華のほかに、もうひとり女性が登場します。
私はこの人がめちゃめちゃ好きです!
姉御と呼びたくなる女性が好きな方は絶対好き!

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こゆ
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@百合読書
年間100冊読む読書好き。わかりやすいツンデレが好物です。
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