ライトノベル
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騎士、魔術師、王女、それぞれの信念が美しく輝く『僕の愛したジークフリーデ』

僕の愛したジークフリーデ、感想
yuyakoyu
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混乱の時代に出会った少女ふたりの、数奇な運命を描く。

百合濃度

『僕の愛したジークフリーデ』
著/松山 剛(まつやまたけし)
イラスト/ファルまろ
出版/電撃文庫

※タイトルに「僕」とありますが、オットー(女の子)の一人称です。

あらすじ

数少ない「魔術師」である少女・オットーは、旅のさなかにある一人の剣士と出会う。
その者、「光なき」眼帯の女性剣士『ジークフリーデ・クリューガー』。
両目とも見えぬはずが、一瞬で野盗の群れをなぎ倒すその力に、
「新種の魔術」の片鱗を見たオットーは、その力を研究したい一心で彼女を追う。
それが、身も心も《沼》に落とすことになると知らずに……。

この作品はこんな人にオススメ

・強い女性が好き
・鮮やかな伏線回収が好き
・悲恋を噛みしめたい

それぞれの信念を貫く、戦う少女たちのファンタジー。

『僕の愛したジークフリーデ』はこんな人にオススメ

強い女性が好き

騎士のジークフリーデは目が見えません。
それでも、野盗を一瞬でなぎ倒すほど強いです。

それを不思議に思った魔術師のオットーは、
ジークフリーデの強さの理由を探るわけですが…。

このオットーは攻撃よりも治癒魔法が得意です。
最初はなんだかハラハラさせられる彼女ですが、
命を賭して人を救おうとする強さがあります。

鮮やかな伏線回収が好き

この作品は2巻完結です。

1巻にちりばめられた伏線を、
2巻でそれはもう見事に回収していきます。

その真実がまた胸を打ちます…。

悲恋を噛みしめたい

ちょっとネタバレになって申し訳ないのですが、
手をたたいて祝福できるような展開は望めません。

想いが通じ合うことはあれど、変わってしまったもの。
相手に届かないことを知りながら、想い続ける者。

さまざまな形の悲恋が詰まっています。
男性キャラクターもいますが、全面的に百合です。

『僕の愛したジークフリーデ』感想&好きなポイント

もし読んでみたい!と思った方がいたら、
1、2巻を揃えた状態で読み始めるのをオススメします。

なぜなら1巻がめちゃめちゃ気になるところで終わるから。
私は2巻をお取り寄せしている間、やきもきしながら過ごしました…。

そして2巻で号泣。

ファンタジーものをあまり読んでこなかったのですが、
自分のなかの世界が広がった感があってよかったです。

私はジークフリーデを慕う騎士のあの子が好きです…!

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こゆ
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@百合読書
年間100冊読む読書好き。わかりやすいツンデレが好物です。
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